こんばんは。
takeshi kadotaです。
ブライダルフェアに参加して結婚式場を決定したけどキャンセルをする方は1~2割程度いらっしゃいます。
式場にとってはもの凄く珍しいことではないんです。
今日は式場をキャンセルした場合の申込金についてお話していきます。
前提として、申込金を払って正式に契約している場合は申込金は返ってきません。契約書にサインしてあなたの同意のもとで支払ったものですし、契約書に返金は不可という旨も記載があるはずです。
ただし、あなたの都合でキャンセルしたとしても返ってくる可能性はあります。
諦める前に方法を知っておきましょう。
目次
1、申込金の相場
申込金は式場によって違いますが、相場を知っておくと申し込む式場のキャンセルが多いか少ないか分かります。
式場側としてはもちろんキャンセルは痛手です。それを防ぐ為の方法として申込金を高く設定している式場もあります。
極論、申込金が100万円だったらちょっとやそっとじゃキャンセルしませんからね。
もちろん申し込んでもらうハードルが高くなりますが。
申込金の設定が相場よりも高ければ、キャンセルが多いから相場よりも高く設定している場合がある。ということです。もちろん逆もしかりです。
気になる相場は10万円です。
5万円の式場もありますし、20万円の式場もあります。ただ、これ以上安かったり高かったりする会場はほぼありません。
約80%の式場が10万円に設定しています。
2、そもそもなぜ申込金がかかるのか
申込金って何?という方の為に一応説明しておくと、例えば結婚式の費用は申込時から変わるので式の費用を支払うのはだいたい式の1ヶ月~1週間前です。
ということは契約したところで、実際には式の1ヶ月前までは1円も支払っていないことになります。
それを防ぐために、式場は結婚式にかかる費用以外に契約する際の費用として申込金を預かります。
ただ、どの式場でも必ずキャンセルしない限りは返金されます。
家を借りる時の敷金のようなイメージです。
式場側が申込金を貰う理由はたった1つで、キャンセル防止です。
例えばあなたが11月の大安という大人気な日を1年前から抑えておいて、式の半年前にキャンセルしたら式場としては機械損失となります。
つまり他のカップルが契約した可能性があるのに、あなたが抑えていたから案内出来なかった。ということを防ぐために申込にはお金がかかり、挙式日が近づくに連れてキャンセル料がかかるんです。
ザックリ言えば、見込んでた売上どないすんねん。慰謝料として申込金は没収や。ということです。
3、結婚式をキャンセルする理由TOP3
①他の式場で挙げることになった
実は圧倒的に一番多い理由はこれです。
・1軒目で即決したけど、その後他の会場を見たらそっちの方が良かった
・会場を見てテンションが上がって決めてしまったけど、家で冷静に考えたらネックがたくさんあった
など成約してから1ヶ月以内にキャンセルになる場合は、だいたい他の式場が理由でキャンセルとなります。
②両親に反対された
・契約後に両親に報告したら本当は他のエリアで式を挙げてほしかった。
・ホテルで結婚式をして欲しい!などの要望があった
うちの親は何も言わないから大丈夫!とブライダルフェアで言ってても、後から報告したらNG食らった。。。というのは式場からすると「あるある」です。
キャンセルにならないことが一番良いので、フェア参加前に両親の希望は聞いておくべきです。
③結婚式自体しないことになった
・破談
・身内に不幸があって
というような理由で結婚式をすること自体白紙にすることもあります。
これはやむを得ない状況なので、式場としてもなんとも言えません。
4、申込金が返ってくる期間
これは申込みが仮契約か本契約かによって変わってきます。
①仮契約だった場合
式場によりますが、ほぼ100%戻ってきます。返金がされない場合は必ず仮契約書にその旨が記載されているはずです。
ただし、仮予約は一生しておけるわけではもちろんなく1週間~3日程度の間で設定されているでしょう。その期間中に返答すれば返ってきます。
そもそも仮契約にお金を預かっていないところが大半でしょう。
余談ですが、仮契約が出来るのはホテルや専門式場ぐらいです。ゲストハウスはほぼ100%受けてくれません。理由としては、ゲストハウスは貸切なので仮契約から本契約にならなかった場合、仮契約期間中に他のカップルを案内出来ないのはかなり痛手です。ただ、ホテルや専門式場は披露宴会場数が多いため仮予約されても他にたくさん会場があるので問題ない。ということです。
専門式場って何?ゲストハウスとどう違うの?という方はこちらに詳しく書いておりますので参考までに。
②本契約だった場合
前提としてお伝えしたように、基本的には返ってきません。
仮予約が出来ず日程が埋まってしまうことに焦って、本契約に踏み切ってしまう方も多いでしょう。
ただし、契約から2週間以内であれば一度式場に交渉してみる価値はあります。
優勢度合としては
2週間以上→かなり厳しい
1週間~2週間以内→問い合わせる価値あり
1週間以内→問い合わせMUST
3日以内→ゴリ押し
こんな感じで考えて頂ければ、どこの式場でも通用します。
前述したように、機械損失をしているかどうか。という判断基準になるので契約してから日が浅いほど、返金の可能性が高くなります。
5、申込金を返してもらう方法
前置きが長くなりましたが、一番ここが気になると思います。
申込金を返金してもうう方法はたった1つだけです。消費者センターを使ってください。
自分で問い合わせたところで契約書を書いている以上、本人からの連絡で返金してもらうことは式場側に大きな落ち度がない限りは無理です。
キャンセル理由は前述した3つのどれかであっても、他の理由であっても関係ないです。
仮契約で返金されない場合でも、本契約で2週間以内の場合でも同様に第三者を通すことで返金される勝率が圧倒的に上がります。
自分で問い合わせた場合、勝率2%ぐらいですが消費者センターを通した場合50%以上になります。
理由は、式場としても申込金程度でもめたくない。というのが本音です。
結婚式の打ち合わせをしていると金銭感覚がマヒして、5万円が安く感じる!ということを聞いたことがある人も多いと思いますが実は式場スタッフも同じ現象が起きてます。
言い方が悪いですが、300万円売れるか売れないか。という営業をしているので10万円って正直なんとも思わないんですよね。アルバム1冊の金額より安いぐらいですから。
他の新郎新婦様にアルバム買ってもらったらチャラです。
これが式場側の金銭感覚だということです。
つまり、10万円のことで消費者センターともめることに手間をかけたり変な噂が流れたり、クチコミに書かれるぐらいなら、返金しちゃった方がリスクが少ないんです。
消費者センターに問い合わせると、事情を全て聞いてくれたうえで消費者センターの方から式場に連絡を入れてくれます。
あなたがこれ以上式場に関わることのは返金口座を伝えるぐらいです。
正直、私も何度か消費者センターの方と話をしたことがありますが完全に100%あなたの味方になってくれます。
絶対に式場側が言わないようなことでも「お客様はこう受け取られてますので」とか言った言ってないみたいな話になっても、どうであれ式場側にも落ち度がある。という話に持っていかれます。
契約書にサインをしていようが関係ありませんよ消費者センターの方々には。
ぶっちゃけ、すげー強敵ですし面倒です。笑
だからこそ、どうしても申込金を返してほしい場合には消費者センターを通して交渉してもらいましょう。
6、まとめ
結婚式においてキャンセルというのはもちろんポジティブなことではありませんが、月に何件かはありますので、あなたがもの凄くレアだと思いこまずに式場に問い合わせてみることが重要です。
その対応に多大な時間を割いているほど式場も暇ではないので、案外サクッと返金されることもあります。
注意点として、クーリングオフは適用されませんので知っておいてください。
それについてはこちらに書いております。
内金以外にキャンセル料がかかる場合は、キャンセル料を抑える方法も知っておきましょう。
また、キャンセルする理由が予算的に合わない。他の式場が安かった。という理由ならキャンセルする前に契約している式場に再度交渉をすることで、契約後でも割引を取れる可能性があります。
式場の割引設定の裏事情はこちらに書いておりますので、これを読んだうえで交渉してみましょう。
契約した式場に対して信用できなくなった。という方はこちらに判断方法を明記しております。
他の式場のフェアには契約後でも行った方が良いですよ。