こんばんは。
takeshi kadotaです。
今日は新婦様から打ち合わせの中で「父親とも母親ともバージンロードを歩きたい」
というご要望を頂きました。素晴らしいですね。一生に一回を満喫する演出です。
結論からお伝えするとバージンロードは父親とだけ歩く必要は一切ありません。
今日はバージンロードの本当の意味と、歩き方を解説し
誰と歩いてもいいの?途中で人が変わってもいいの?という疑問にお答えしていきます。
1、バージンロードの本当の意味
皆さんはバージンロードの意味をご存知でしょうか。
なんとなく歩く憧れがある方は多いと思いますが、ちゃんと素敵な意味があるんです。
バージンロード=花嫁の人生を表しています。
家族の絆を改めて感じる大切なシーンです。そして1つ1つのシーンにちゃんと意味があります。
①扉が開く入場前は「生まれる前」を意味する
チャペルにはドーン!と厳かな扉がありますね?
あの扉はお母さんのお腹を表しています。まだ生まれる前の段階です。
②扉が開いた瞬間が「誕生」を意味する
扉が空き、ゲストの前に姿を現した瞬間が花嫁の生まれた瞬間となります。
③その1歩は花嫁の1年を表現
ゼクシィステップというステップをご存知でしょうか。バージンロードはスタスタと歩きませんね?1歩歩んだら足を揃え、また1歩進んでいきます。
この1歩が一年を表し、今までの人生そのものを表します。
決して生まれた瞬間から自立していたわけではなく誰かの力を借りて、人生を乗り越えてきたはずです。だからこそ「大切な方」と腕を組み歩んでいくんですね。
今までお世話になり人生を共にしてきた大切なゲストに見守られながら、一歩一歩踏みしめながら歩いてください。
④ベールダウンは「いってらっしゃい幸せになるんだよ」という意味
ベールダウンにはお母さまから花嫁にしてあげられる「最後の身支度」という意味があります。
今まで大切に育ててきた娘が、新しい人生を歩みだすための素敵なセレモニーです。
このベールは一生愛することを誓った「新郎」にしか上げることは出来ません。
⑤新郎の立っている場所が「新郎と出会った日」を表します
新郎は先に入場をして新婦が歩んでくるのを待っています。
今までは家族に支えられて生きてきた人生ですが、新郎に出逢いこれからは新郎と歩んでいきます。という意味を込めて、新郎に受け渡され進んでいきます。
祭壇に立ち未来に向かって歩み続けることを誓ってください。
2、バージンロードの歩き方と注意点
バージンロードを素敵に歩くためにはいくつか注意点があります。
リハーサルから意識しながら練習してくださいね。
①目線は前に胸を張って歩く
皆さんドレスが気になって下を向いてしまうことが多いですが
写真写りも悪く、ゲストの顔を見ることも出来ません。しっかりと胸を張って歩いてください。
②ドレスは思ったよりも強く蹴り上げる
ドレスは着てみると分かりますが、メチャクチャ重いです。
こんなに蹴っていいの?っていうぐらい蹴り上げて丁度いいぐらいです。
つまづいてかっこ悪い入場にならないように、しっかりと前に蹴って歩きましょう。
③思ったより遅く歩いてOK
人は緊張すると行動が早くなります。
ただでさえ、全員から注目され恥ずかしい気持ちもあるのでガツガツ歩こうとする方がいますが、今までの人生を振り返りながら、ゲストとの思い出を振り返りながら
ゆっくりと歩いてください。
④ブーケが下に向かないように注意!
ブーケって実はメチャクチャ重いんですよ。花ではなく持つところが凄く重いんです。
だから段々とブーケが下がってくることが多いですが「斜め45度」をキープしながら歩くことを意識しましょう。
3、バージンロードは誰と歩くべき?
乱暴な言い方をすれば、誰でもいいんです。
一般的には父親が多いですが、母子家庭だったり父親と仲良くなかったり事情は色々ありますが父親である必要はありません。
ただ、1つだけ守ってほしいのは
「人生をともに歩いてきた大切な方と歩く」ということです。
バージンロードは花嫁の人生を表すので「あなたがいたから素敵な人生を送れた」
という方と一緒に歩きましょう。
それが父親でも母親でも祖父母でも兄弟でもいいんです。
あなたの人生を華やかにしてくれた、欠かせない存在と歩いてください。
4、バージンロードって途中で歩く人が変わってもいいの?
結論、全然OKです。
私は今までたくさんの新郎新婦のお手伝いをしてきて、そういった方はたくさんいます。
むしろ私はお勧めです。
人生において欠かせない存在って1人でしょうか?
大切な人がたくさんいれば、両親と一緒に3人で歩いても良いし、途中で交代したっていいんです。
実際、最初はお母さまと歩きベールダウン後はお父様と歩く。
というような実例はいくらでもあります。
おじいちゃんっ子で祖父と歩く。なんてことも全然あります。
極論、結婚式の主役はあなたです。
あなたが一生に一回はこうしたい!という希望があればそれが正解なんです。
マナーとして問題がありそうで不安であればコメントで聞いてください。
客観的にお答えします。
ちなみにバージンロードを両親意外と歩く場合は人前式をお勧めします。
教会式で牧師先生がいると若干ややこしい部分があるので。
人前式については、教会式との違いを含めて詳しく書いております。
5、まとめ
バージンロードを歩く際に「意味を分かったうえで歩くのか」「ただ歩くのか」
では湧き上がってくる感情が全然違いますし、より忘れられないシーンにすることが出来ます。
是非、今までの人生を一歩一歩大切に踏みしめて下さい。
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