こんばんは。
takeshi kadotaです。
今日は沢山のカップルが勘違いしている演出の数についてお話ししていきます。
こんな会話をしているカップルや花嫁さんは要注意です!
- 披露宴2時間半あるから沢山演出入れなきゃ!
- そうだよね。間延びしちゃうもんね。
- やりたい演出沢山やってゲストも楽しめる結婚式にしよう!
- オッケー!沢山考えよう。
この中にはいくつも勘違いがあります。
・披露宴2時間半は時間に余裕があると思っていること
・演出を入れなければ間延びしてしまうと思っていること
・ゲストは演出を見に来ていると思っていること
・演出は沢山ある方が良いと思っていること
もし当てはまる項目があれば、必ず読んだ上で正しい演出の数を把握して進行を組んでください。
1、披露宴2時間半はどのぐらいの余裕があるのか
長いと思っている方は要注意です!
結論から言うと、通常あなたが自由に使える時間は40分程度です。
披露宴にはある程度王道の流れがあり、それに沿って進行を組むと自由に演出や余興などに使える時間は1時間ないぐらいとなります。
王道の進行を説明すると
オープニングDVD上映(5分)
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新郎新婦入場(5分)
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新郎新婦からウェルカムスピーチ(3分)
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新郎側主賓の方スピーチ(5分)
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新婦側主賓の方スピーチ(5分)
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司会から新郎新婦のプロフィール紹介(5分)
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乾杯の発声(5分)
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少し歓談&写真タイム(10分)
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ケーキ入刀(5分)
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ファーストバイト(10分)
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新婦お色直し退場(5分)
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新郎お色直し退場(5分)
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退場中に生い立ちDVD(5分)
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新郎新婦着替え待ち(20分)
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新郎新婦再入場(5分)
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キャンドルサービス(15分)
*テーブル数によるが1卓1分程度
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新郎側余興(10分)
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新婦側余興(10分)
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司会から祝電の披露(10分)
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新婦より両親への手紙(10分)
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両親へ花束&記念品贈呈(10分)
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新郎父より謝辞(5分)
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新郎より謝辞(5分)
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エンドロール上映(5分)
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お見送り
いかがでしょうか。一度は参列したことがあるようなスケジュールではないですか?
これで3時間です。
だいたい結婚式って参加すると時間押しませんか?2時間半って聞いていたのに3時間ぐらいかかってませんか?
この演出こんなかかる?って思われるものもあるかもしれませんが、かかるんです。
ただやるだけなら時間はかかりませんが、ゲストが写真を撮る時間を作ったり会話があったり司会からのアナウンスがあったりするのでかかるんです。
余裕がないということがお分かり頂けたでしょうか。もし式場で働いたことがある知人がいたら聞いてみてください。披露宴の裏側は戦場ですよ。笑
1分1分をものすごく大切にしてダッシュしまくりですよ。そのぐらい時間との勝負なんです。
ほぼ全ての方が取り入れる
・DVD演出
・ケーキ入刀&ファーストバイト
・お色直し
・手紙朗読
・花束贈呈
は入れて考えています。そうなるとあなたが自由に使える時間は
・キャンドルサービス
・余興2つ
この30〜40分程度しかないんです。
2、ゲストが楽しいと感じる時間はどのシーンか
演出をやるとゲスト満足度が上がると考えている方は、意外とそうではないことを知っておいてください。
別の記事でも触れていますが、ゲストがつまらないと感じる演出は
1位:ケーキ入刀
2位:キャンドルサービス
なんです。
王道の演出はゲストが「つまらない」と感じているんです。見飽きている部分もあるでしょう。
逆に「楽しい!」と感じる演出は
1位:デザートブッフェ
2位:テーブルラウンド
となっています。
実際に私も披露宴をたくさん担当してきましたがゲストが笑顔で楽しんでいるシーンはこの2つですね。
自由に立ち歩けて写真を撮ったり、会話をしている瞬間がゲストは一番楽しい!ということです。
自己満足になり過ぎない程度で演出は入れることをオススメ致します。
こちらにもっと詳しくゲスト満足度を考えた記事を書いております。
3、正しい演出の数とは
好みや、やりたい演出の量にもよりますが6〜7つです。
この中には前述した王道の
・DVD演出
・ケーキ入刀&ファーストバイト
・お色直し
・手紙朗読
・花束贈呈
5つも含めてなので、正確には自由に使える時間には1つか2つしか演出をしていません。
正しくは時間的に出来ないと考えてもらった方が良いです。
プランナーとしてたくさんの新郎新婦やゲストの表情や感想を見てきた私としては一番オススメな演出は
テーブルラウンドを長くすることです。
キャンドルサービスで周るという演出などではなく、フォトプロップスを持って各テーブルに挨拶に行き皆さんと会話や写真撮影を楽しむ時間をたくさん取ることをオススメします。
披露宴あるあるとして、参列した帰りにゲスト同士でこんな会話をしたことありませんか?
- やっぱり結婚式って新郎新婦と話せないよね。
- 写真も1枚しか一緒に撮れなかったもんね。
- 演出続きだったから、いつ二人のところに行ったら良いかも分からなかったし。
- せっかく遠くから来て久々に会えたのにね。。。
演出を入れすぎるからこうなるんです。
テーブルラウンドを入れたらちょうど良いんです。
1卓6名座っているとしましょう。その方々と話すのだから1テーブル3分ぐらい写真撮影や会話したくないですか?
それを10テーブルで計算してみてください。それだけで30分の演出時間になりますよね?
これ以上何かを入れれば確実にバタバタした披露宴になりますよ。
他にもこちらにオススメの演出を20個紹介してます。
4、オススメの進行・演出
前述した王道の流れと再入場までは一緒です。ここからかなりシンプルになり
新郎新婦再入場(5分)
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テーブルラウンド(30分)
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司会から祝電の披露(10分)
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新婦より両親への手紙(10分)
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両親へ花束&記念品贈呈(10分)
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新郎父より謝辞(5分)
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新郎より謝辞(5分)
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エンドロール上映(5分)
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お見送り
変えたのは、キャンドルサービスと余興2つを削ってテーブルラウンドにしました。
私がご提案している進行の中で一番ゲスト満足度が高く、新郎新婦様からも満足のお声を頂いている進行表です。
参考になれば幸いです。
5、まとめ
打ち合わせの中で、ほぼ全ての新郎新婦様が演出を入れなければいけない!と思ってます。
断言します。それは勘違いです。
やりたい演出を全て叶えるのももちろん良いことですが、ゲスト皆様の満足度を考えなければ後から悪い意味で話題に上がり後悔の残る結婚式となってしまいます。
ゆったりと皆様をおもてなしするという観点からも演出・進行を考えましょう。
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